はじめに
複式簿記は企業だけのものではありません。家計を正確に、そして見通しよく管理するための力強い方法です。このガイドでは、プロの会計の原則を家庭の家計にどう当てはめるかをお見せします。
複式簿記とは何か
複式簿記はひとつの単純な規則にしたがいます。すべての取引は少なくとも二つの勘定に影響し、借方の合計は貸方の合計と等しくなければならない、という規則です。
基本の等式
資産 = 負債 + 純資産
この等式は必ず釣り合わなければなりません。そうすることで、記録が正確で漏れのないものになります。
家計にとっての利点
1. 完全な正確さ
すべての取引が二か所に記録されるため、誤りが減り、家計の全体像が手に入ります。
2. より深い理解
次のことを追いかけられます。
- お金がどこから来るのか
- どこへ出ていくのか
- 純資産が時間とともにどう変わるのか
3. プロと同じ記録
企業が使っている会計の方法をそのまま使うことになり、プロと同じ水準でお金を管理できます。
借方と貸方は「側」であって、入るお金と出るお金ではない
いちばん混乱しやすい点なので、例に入る前に整理しておきましょう。借方と貸方(英語では Debit と Credit)は「入ってくるお金」と「出ていくお金」という意味ではありません。どの記録にもある二つの側、つまり左側と右側のことです。
- 借方には、資産(現金、普通預金)と費用の増加を記録します。
- 貸方には、負債、純資産、収益の増加を記録します。
ですから給与を受け取ったときは、借方は現金の勘定に記録されて現金が増え、貸方は収益の勘定に記録されて、こちらも増えます。Cashfulness では借方をプラスの符号で、貸方をマイナスの符号で書きます。そのため、どの記録も行を合計すると必ずゼロになります。
実際の動き
例:食料品の支払い
食料品に100ドルを使ったとき。
- 借方(増加):費用の勘定 +100ドル
- 貸方(減少):現金の勘定 −100ドル
合計:0ドル(釣り合っています)
例:給与の受け取り
3,000ドルの給与を受け取ったとき。
- 借方(増加):現金の勘定 +3,000ドル
- 貸方(収益の増加):収益の勘定 −3,000ドル
合計:0ドル(釣り合っています)
収益の勘定の横にあるマイナスの符号は、収益が減ったという意味ではありません。その行が貸方の側にある、という意味です。もしプラスの符号だったら、二つの行の合計は6,000ドルになり、記録は釣り合いません。
複式簿記のための Cashfulness
Cashfulness は複式簿記を自動で適用します。
- すべての取引が釣り合った記録をつくります
- 勘定はいつも釣り合います
- 正確なレポートが手に入ります
勘定の組み立て方
資産の勘定
- 普通預金
- 貯蓄用の口座
- 投資口座
- 不動産の価値
負債の勘定
- クレジットカードの残高
- 各種ローン
- 住宅ローン
- そのほかの借入
収益の勘定
- 給与
- 投資からの収益
- 副業からの収入
費用の勘定
- 食費・食料品
- 住まいの費用
- 交通費
- 娯楽
よい習慣
1. こまめに記録する
取引をためないこと。毎日か毎週記録するのが、いちばんうまくいきます。
2. 毎月照合する
記録を銀行の明細と突き合わせて、正確さを確かめます。
3. レポートを読む
レポートを次のために使いましょう。
- 支出の傾向を見つける
- これからの支出に備える
- 目標への進み具合を追う
おわりに
複式簿記は、家計にプロと同じ水準の管理をもたらします。Cashfulness のような道具があれば、何世紀もの試練に耐えたこの方法の利点を、その複雑さなしに受け取れます。
今日からこの原則を使い始めて、自分のお金の将来を手のうちに取り戻しましょう。
始める準備はできましたか。 Cashfulness をダウンロードして、複式簿記の力をご自身で確かめてください。